おはようございます、ジョンです。本日は胡原おみ先生の「逢沢小春は死に急ぐ」を紹介です。
本作は漫画雑誌“ウルトラジャンプ”にて連載中、待望の第1巻は2023年1月19日発売です。
本作のテーマは“安楽死”です。
日本では安楽死は認められていませんが、スイスやオランダ、スペインなど10カ国以上で“死ぬ権利”が認められているようです。
もちろん様々な条件があって認められる権利だとは思いますが、日本では考えられない話ですね。
日本では“死の話=タブー”な気がします。
私は死にたいと思ったことはないのできっと恵まれているんでしょう。
1.「逢沢小春は死に急ぐ」のあらすじ。
高校で隣の席になった柏原常と逢沢小春。
浮かない顔の常に対し小春は何事も楽しそうだが、彼女は「高校を卒業したら安楽死する」と決めていた。
彼氏が欲しい!
テストで一番取りたい!
安楽死を望みながらも小春は前向きだが、常には彼女を放っておけない事情があり__!?
2.「逢沢小春は死に急ぐ」のおすすめポイント。
「逢沢小春は死に急ぐ」は一言で言うと、死んではいけない理由について考えさせられる漫画です。
舞台は“積極的安楽死”が認められた日本です。
18歳以上であれば、本人の意思で安楽死を選ぶことが出来ます。
柏原常(トキ)の隣の席である逢沢小春は高校を卒業したら安楽死をすることを決めていますが、その反面“一度きりの人生”を楽しむため高校生活の間にやりたいことをたくさんすると決めています。
逢沢小春が安楽死を選ぶ理由、そして柏原常が人の死を見たくない理由。
二人はお互いの事情を知り、結果彼氏と彼女の関係になります。
果たして高校生活が終わる頃、逢沢小春の心境に変化はあるのでしょうか?
安楽死を選ぶ人間にもそれぞれの事情があるからこそ、単純に逢沢小春が安楽死をやめればハッピーエンドと言えないとこが難しいですね。
私たちが“自死”はダメだというのは、割と感情だけの話でなぜダメなのか論理的に説明できる気がしないです。
コロナウイルスの流行をきっかけに“自死”の問題が表面化してきた今、多くの人に読んでもらいたい漫画ですね。
本日は以上です。
ありがとうございました!
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