おはようございます、ジョンです。本日は猶本三羽先生、淺野のん先生の「モモの医術史」を紹介です。
本作は漫画雑誌“月刊LALA”にて連載中、待望の第1巻は2023年1月4日発売です。
はじめは読切として登場した「モモの医術史」でしたが、大好評につきすぐに連載化しました。
毎月楽しみな漫画です。
1.「モモの医術史」のあらすじ。
「王子___僕こそがあなた様の救世主になる」
13歳の帝国王家専属医師・モモは、死者蘇生の術が載るという医術書「アピスの書」を求め、世界を旅している。
全ては自分の大切なひと・エンデ王子を救うために___
ロイヤルメディカルアドベンチャー、開幕!
2「モモの医術史」のおすすめポイント。
「モモの医術史」は一言で言うと、医術の歴史の漫画です。
主人公のモモは王家専属の凄腕医師であり、王子の命を救うために死者蘇生の術が書かれるとされる「アピスの書」を求め、世界を旅しています。
モモは訪れる様々な場所で、医術を披露していきます。
舞台設定としては、正しい医術が拡まっていく前の荒唐無稽な治療法が蔓延る世界です。
昔は外科医の地位は相当低いものであったのは有名な話ですね。
そんな人たちにとって、モモが処置する治療は魔法のように見えますが、それが医術の歴史な訳です。
歴史の教科書を読むより、頭に残って勉強になること間違いなしです。
1話完結のスタイルで、パッと思いつく作品だと「キノの国」なんかに似た雰囲気の漫画かなと思います。
ためになって、少しエモい感じの漫画となっています。
ぜひ「モモの医術史」を手にとって見てください!
3.「モモの医術史」の感想。
「モモの医術史」は歴史が好きな人や少しエモい雰囲気のある作品が好きな人におすすめの漫画です。
医術が拡がる前か拡がっていく直前の時代設定で、実際に存在した“民間療法”というようなエビデンスのない治療行為が出てきます。
モモはそれに対して正しい医療行為を施すわけですが、
しかし医術に歴史があるように、彼らが信じた治療行為というのにも歴史があるわけです。
そこがエモさを感じるポイントですね。
そしてモモは「アピスの書」という死者蘇生の術が書かれているという書を探している訳ですが、果たして「アピスの書」なんてものは本当に存在するのかという疑問が出てきます。
各地で正しい医療行為を実践していっているモモが、死者蘇生という荒唐無稽な話を信じて旅をしているのが、皮肉に感じてしまいます。
それだけ、“治したい人がいる”ということでしょうけれどね。
ここもエモさを感じるポイントといえるでしょう。
かなりレベルの高い作品で、読切からすぐに連載化になったのもうなづける作品となっています。
皆さんもぜひ「モモの医術史」を読んでみてください!
今回は以上です。
ありがとうございました。
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