おはようございます、ジョンです。本日は大山満千先生の「ミチオ」を紹介です。
本作は漫画雑誌“ヤングキングBULL”にて連載中、待望の第1巻は2022年12月26日発売です。
1.「ミチオ」のあらすじ。
常軌を逸した殺しの才を持つ若き殺し屋・ミチオ。
親を失った少年は生きるため、殺しの道を突き進む。
裏社会で生きる若き天才達の波乱の人生とは…?
バイオレンスアクション!
2.「ミチオ」のおすすめポイント。
「ミチオ」は一言で言うと、自分が何者なのかを知る漫画です。
父親を殺して始まった、ミチオの殺し屋としての人生。
殺し屋として天賦の才を持つミチオですが、時折思うことがあります。
それは「自分は何者なのか」ということ。
ミチオが相手を殺す前に聞かれる、「お前はなんだ!?」というセリフ。
そんな時答えられる“なにか”をミチオは持っていません。
殺し屋として自分を雇っているタオに、そのことを尋ねるとミチオはタオにぶっ飛ばされます。
「知りたいなら“殺し”を極めてからてめぇで考えろ。何者かを他人にゆだねるな。」
ミチオは殺しの道の果てに何を見つけるのか?
ミチオが何者かになっていく過程が見たい人はぜひ「ミチオ」を読んでみてください!
3.「ミチオ」はどういう人におすすめ?
「ミチオ」はイカれたバイオレンスアクションが好きな人や何者かになりたいと悩んでいる人におすすめの漫画です。
ミチオは15才の若き殺し屋です。
軽いノリで才能に任せて殺しを行うイカれた15才です。
その他にも、殺しの現場に関わる人間はイカれた人間ばかりとなります。
殺し屋系の作品はどれもイカれた登場人物ばかりで最高ですね。
少し前だと、「ファブル」とか「ダイナー」。
最近の推しは「クロウマン」です。
そんなイカれた登場人物ばかりの殺し屋系作品たちですが、そんな彼らにも彼らなりの信念というか哲学のようなものがある気がします。
ミチオは自分が何者なのかを知るために殺しを行います。
そのために重要なことは“選択”することです。
自分の人生を他人に委ねることをせず、自分で選択すること。
父親を殺し、殺し屋への道を歩みはじめたのもミチオの“選択”の結果です。
ミチオを拾い、殺し屋として育てているタオは、ミチオの殺し屋としての才能を利用し続けることを望んでいます。
しかしその割にミチオに「何者かを他人に委ねるな」と、自立した人間にしようとしている雰囲気があります。
殺しをテーマとした作品でありながら、時折暖かい雰囲気も感じる漫画です。
ミチオは殺しを極めた先になにを“選択”するのでしょうか?
ぜひ「ミチオ」を読んで確かめてください!
今回は以上です。
ありがとうございました。
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