おすすめ漫画「光が死んだ夏」このマンガがすごい!2023 第1位獲得。魅力や感想を紹介!

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おはようございます、ジョンです。

このマンガがすごい!2023が発表されましたね〜。

【2022.12.12更新】『このマンガがすごい!2023』今年のランキングTOP10を大公開!!【公式発表】
師走に入り上着の手放せない寒さとなってきておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 この時期に欠かせないもの…

皆さんの“推し”の作品はランクインしてましたでしょうか?

個人的には「正反対な君と僕」と「海が走るエンドロール」が好きです。

それでは早速オトコ編第1位を獲りました、モクモクれん先生の「光が死んだ夏」を紹介していきましょう!

1.「光が死んだ夏」のあらすじ。

ある集落で暮らす少年、よしきと光。

同い年の2人はずっと一緒に育ってきた。

しかしある日、よしきが光だと思っていたものは別のナニカにすり替わっていたことに確信を持ってしまう。

それでも、一緒にいたい。

友人の姿をしたナニカとの、いつも通りの日々が始まる。

時を同じくして、集落では様々な事件が起こっていき___。

新進気鋭の作家・モクモクれんが描く、未知のナニカに堕ちていく物語、開幕。

2.「光が死んだ夏」の魅力。どういう人におすすめ?

「光が死んだ夏」は、どちらのキャラクターに感情移入するかによって大分印象が変わる漫画です。

光にすり替わったナニカを1つの存在として尊重するのか。

光じゃないと分かっていてもそばに居て欲しいと願うヨシキの葛藤に寄り添うのか。

皆さんはどちらでしょうか。

この作品の魅力はどちらとも言い切れないところにあります。

読んでみると、瞬間瞬間で感情移入する先が変わっていく体験をすることが出来るでしょう。

皆さんの中にはどんな感情が産まれたでしょうか?

ぜひお聞かせください。

「光が死んだ夏」は感情を揺さぶられる作品が好きな人やジャンルとしてはBLやホラーが好きな人におすすめの漫画です。

映画化もした「さんかく窓の外側は夜」が好きな人には特におすすめ出来そうですね。

両者はBL要素もホラー要素も似た雰囲気の作品だと思います。

そしてこのマンガがすごい!2023 オトコ編第3位の「タコピーの原罪」も感情を揺さぶられる漫画でしたが、今はこういう漫画が特に人気みたいですね。

両者とも漫画の内容は暗めですけど、感情を動かすのはとても良いことですから、ぜひ人生を明るく過ごすために役立ててください!

3.「光が死んだ夏」の感想。

以下ネタバレ含むかもです。お気をつけください。

「光が死んだ夏」は第1位と聞いて違和感のない作品ですね。

本屋に行くと必ず目につきましたよね。

皆さんもある程度予想ついていたんじゃないでしょうか。

感想としては、ハッピーエンドになってくれたらいいなぁといったところですかね。

おそらくならないでしょうけど笑

やはり感情移入する先が変わっていくのがすごい分かるのが、面白い作品だなと思います。

初っ端で映画を見て号泣する“ナニカ”やメンチかつを本当に美味しそうに食べる“ナニカ”を見て、皆さんおそらく“ナニカ”に感情移入したんですよ。

それでその次の瞬間、メンチ兄貴威嚇される“ナニカ”を見て「あれ?」ってなって、お婆ちゃんでチェックメイトです。

しばらくはヨシキのターンですね。

ずっと危ないシーンが続いて、それでも最終的にヨシキは「ナニカは危険だけど、だけど本当に危険なだけなのか?」ってなります。

限りなく危険なのに、どこかでハッピーエンドを求めている。

皆さんも同じ気持ちじゃないでしょうか。

4.“ナニカ”とはなんなのか。

死んだ光とすり替わった“ナニカ”という存在。

死んでしまったお婆さんは「ノウヌキ様」と呼んでいました。

村人の中の一部の人間は「ウヌキ様」と呼んでいます。

同級生の“朝子”も何か知ってそうな雰囲気です。

そして過去の光の父親との記憶や村の会議などの発言から、光の苗字“忌堂”家が“ナニカ”を抑える役目を持っていそうです。

光はその役目を果たすための儀式をしに山へ行き、事故で死んでしまいました。

そして“ナニカ”が光の身体に入ってきます。

名前やヨシキを襲うシーンなどの描写から、“ナニカ”の本体は光の身体でいうところの脳にありそうですね。

光が光自身の脳で最期に「おれの代わりにヨシキのそばに」と願ったことで“ナニカ”がヨシキのことを好きなのだとしたらなんとも言えない感情になります。

“ナニカ”のことを知っていた光は、知っていた上で最期に“ナニカ”にヨシキのことを託しました。

そう考えるともしかしたらそんなに悪い存在ではないのかも?と思ってしまいます。

なんにせよ情報が足りませんね。

父親との記憶の中の一言では、ウヌキ様は大事な人を連れていってしまうようです。

「(ウヌキ様は)寂しがり屋やから家のモン(忌堂家)連れていけん代わりに一番大事な人連れていくんやろな」

これは忌堂家全体が対象になるんでしょうか、それとも忌堂家の個人が対象でしょうか。

光が行おうとした儀式が、対象を定める儀式なのかもしれません。

そして光にすり替わった“ナニカ”は自分がウヌキ様だという自覚がないようにも感じます。

“ナニカ”がヨシキのことを好きだという感情は、ウヌキ様ゆえの感情なのでしょうか、それとも別の存在として“ナニカ”はヨシキのことをちゃんと好きなったのでしょうか。

この辺が重要なポイントかなと思います。

村の過去がまだまだ描かれていませんので謎は深まるばかりですが、難しいことは考えずに心が感じるままを楽しめば良いでしょう。

まだ読んでいない人はぜひ読んでみてください。

本日は以上です。ありがとうございました。

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