おはようございます、ジョンです。本日はmerryhachi先生の「全部君のせいだ」を紹介です。
本作は漫画雑誌“ウルトラジャンプ”で連載中、待望の第1巻は2022年12月19日発売です。
1.「全部君のせいだ」のあらすじ。
百合コスプレ承認欲求爆発コメディ!
完コスレイヤーを目指す厄介オタク・志保と、フォロワー20万人超えの人気露出レイヤー・夜伽。
凸凹な2人はぶつかり合いながら超人気レイヤーを目指す!
2.「全部君のせいだ」のおすすめポイント。
「全部君のせいだ」は一言で言うと、好きに向き合う漫画です。
主人公の隈井志保は上京したての大学一年生。
好きなものはメイクとアニメ、そしてコスプレ。
好きなことをしているはずなのに、金欠やSNSで流れてくる言葉により疲弊した日々を送っています。
そんな中、同じ大学で出会ったのはフォロワー20万人超えの露出レイヤー・夜伽。
一番嫌いだったはずの承認欲求の塊である露出レイヤーから、自分も同類であることを指摘された志保。
夜伽をはじめとしたソーシャルメディア研究会、通称“SM研”の面々に翻弄される志保は改めて自分の“好き”と向き合います。
正しい“好き”との向き合い方とはなんなのか?
「全部君のせいだ」を読んで確かめてください!
3.「全部君のせいだ」はどういう人におすすめ?
「全部君のせいだ」は百合漫画が好きな人や普段のSNSで疲れている人におすすめの漫画です。
作者のmerryhachi先生は、漫画雑誌“コミック百合姫”で「立花館To Lieあんぐる」という漫画を描いていました漫画家さんです。
可愛らしい絵柄でしたが、過激な描写も目立っていた漫画でした。
百合漫画として女性同士の“好き”をテーマとした前作とは違い、今作ではコスプレを主題としてより“好き”という言葉を重視した漫画となっているイメージです。
何かを好きだという気持ちはなかなか現実だと口に出せないものです。
私は昔から百合漫画が好きですが、それを周りの人に言うのは少し抵抗がありますね笑
そんな時、SNSは自分の“好き”を表現する格好の舞台と言えます。
当ブログも私の“漫画が好き”という気持ちを表現した結果です。
そんなSNSですが、付き纏う問題は承認欲求というものです。
世に出している以上、誰かのいいねが欲しくなってしまいます。
「全部君のせいだ」の主人公・隈井志保も他人は関係ないコスプレが好きだという気持ちと、それだけじゃ満たされない誰かに見られたいという承認欲求の間に悩まされています。
きっと皆さんも似たような悩みを抱えていることでしょう。
承認欲求を求めると、自分の本当の“好き”からそれてしまう気がするんですよね。
しかし自分の“好き”だけを表現しても、誰からも見つけてもらえない。
そんなジレンマがあると思います。
どちらが正解ということはないとは思いますが、気が楽なのは自分の中の承認欲求という化け物を認めてあげることでしょうか。
心理学者マズローの5段階欲求では、承認欲求の次が自己実現の欲求になります。
私達が追い求めたい“自己”とは他人が居てはじめて成立するものです。
ある程度の承認欲求は必要ということでしょうね。
志保は“好き”という気持ちとどう向き合っていくのでしょうか?
ぜひ「全部君のせいだ」を読んで、皆さんも“好き”について考えてみてください!
今回は以上です。
ありがとうございました。
コメント