おはようございます、ジョンです。本日はコンドウ十画先生の「スケルトンダブル」を紹介です。
本作は漫画アプリ“ジャンプ+”で連載中、待望の第1巻は2022年12月2日発売です。
2.「スケルトンダブル」のあらすじ。
新宿で体に穴が空いた後に宙に浮くという奇怪な現象が起こり、一人の男が死んだ。
八年後、その男の息子である荒川ヨドミは元の日常を送れるようになっていたある日、父親宛に送られてきた箱を見つける。
中身を確認すると突然意識を失い、目が覚めたヨドミはなぜか「透明人間(スケルトン)」となる能力を得ると共に、言葉を話す頭蓋骨と出会う。
自らを山本と名乗る頭蓋骨が発した言葉、「私が君の父親を死に追いやった」
____少年の止まっていた時間が動き出す。
2.「スケルトンダブル」のおすすめポイント。
「スケルトンダブル」は一言で言うと、とても真っ直ぐな漫画です。
主人公の荒川ヨドミとその家族は父親が奇怪な死を遂げた後、しばらくメディアに追い回され辛い日々を送りました。
しかし時間は事件を風化させます。
荒川ヨドミはお母さんと妹と3人で淀みなくその生活を送れるようになっていました。
ヨドミは突然「透明人間」の能力を得ますが、今の生活は足りていて、幸せだから透明化の使い道が思い付かないと言いました。
明らかに異常である言葉を話す頭蓋骨“山本”に対しても、過去の自分の経験から何も聞こうとしません。
しかし同じ「透明人間」からの襲撃を受け、父親を殺したのが頭蓋骨の山本である事実を聞かされ、事態は一変します。
淀みなく流れていると思っていた、思い込んでいた自分の心は、依然父親の死にとらわれていたことに気付きます。
ヨドミは父親の死について真相を究明することを決意します。
ヨドミは迷いなく大きなことを出来る人間ではありません。
しかし迷った時間の分だけ、その決意は真っ直ぐなものになるでしょう。
ヨドミの決意の果てが知りたい人はぜひ「スケルトンダブル」を読んでください!
3.「スケルトンダブル」はどういう人におすすめ?
「スケルトンダブル」はバトル漫画が好きな人や何気ない日常を大切にしたい人におすすめの漫画です。
「スケルトンダブル」は能力系のバトル漫画です。
「透明人間」とは人類が“見えざる存在”に近づこうとした研究の産物です。
その研究は不完全なものであり、結果「LBV」という見えざる存在が生まれてしまいました。
ヨドミはそんな「LBV」や全人類を透明人間にするという思想を持った集団“ギュゲスの会”と戦うことになります。
「透明人間」の基本的な能力は以下の通りです。
・一定時間体を透明に出来る。
・透明になると身体の損傷を回復出来る。
・筋繊維を自らの意志で生み出せる。
この基本的な能力にプラスして、透明人間それぞれに個別の能力があります。
個別の能力は「UB」(ユニークブラッド)と呼ばれ、透明人間の手から滲み出る液体によって使用することが出来ます。
基本能力も個別能力も使用することでその液体を消費し、液体を使い切るとスケルトン化が解けてしまいます。
スケルトン化が解けることは敗北を意味しますので、上手く立ち回る必要があるわけですね。
「スケルトンダブル」はバトル漫画の中でも、頭を使うタイプのバトル漫画です。
そういった作品が好きな人はぜひ読んでみてください!
また「スケルトンダブル」の主人公、荒川ヨドミは父親のために透明人間として戦っていますが、本来はなんて事のない普通の生活を望んでいたはずです。
本作に出てくる透明人間もそれぞれの事情を抱え、透明人間として生きています。
本作に出てくる、透明人間ではない普通の女の子はこう言いました。
「誰にもけんかしてほしくありません。」
「スケルトンダブル」はバトル漫画ではありますが、伝えたいメッセージはこの一言に詰まっているのかもしれません。
何気ない日常の大切さを改めて感じたい人はぜひ「スケルトンダブル」を読んでみてください!
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